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僕の公務員試験全記録

以前受けた公務員試験の受験記録を掲載しています。 参考になれば幸いです。

カテゴリー「まさかの2回目」の記事一覧

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遠かった試験

受けるための準備を進める中で思ったことの中に、試験が思ったより「遠かった」ということが挙げられる。

まず、日程的に遠かった。本格的に準備をし始めたのは年明けからだが、一次試験は7月末。これは結構ツライ。前回受けたときも本命はGWごろ、県庁だって6月末だった。それよりも圧倒的に遠い。そして終わりも遠い。三次まで試験があって二次試験が9月頭、三次試験が10月中旬。最終合格発表は11月上旬だ。ほとんど1年がかりと言っていい遠さだった。

次に、物理的に遠かった。別会場の設定はなかったので、試験のたびに毎回その市役所まで受けに行く必要がある。新幹線を使うこともあり、なかなかの出費。そして前泊が必要ということもあり、仕事も少し早く切り上げるため時間単位の休暇を使うことにもなった。

そして最後だが、最終盤になると逆に「前は遠かったんだけどな…」というくらい切迫してくることになった。前項でも書いたが、試験勉強の進捗はなかなか思うようにいかず、結局ギリギリの様相を呈してきていた。7月を迎える段階でとりあえずひととおり範囲をなめた程度の勉強が終わっただけ。残り1ヶ月弱でどこまで追い込めるかという話だ。仕方ないので夏休みを投入。7月の始めと直前にややまとめて取る形にして、それぞれで1回どおりずつ一気にやる、とそんな感じの追い込み方だった。結局、早めに準備を開始しても自分としてはこんなことになってしまうのだなと痛感したのだった。

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第一次試験

第一次試験は集団面接と筆記試験。民間ならともかく、公務員試験で最初の試験から集団面接があるのはとても珍しいように思う。しかも集団面接。僕は前にも書いたように元は普通に就活をして民間企業に入った。その時以来だからもう10年ぶりくらいになる。懐かしいという思いも少しはあったが、模擬面接なんて受けてこなかったので「いやだな…」という気持ちの方が大きかった。筆記試験は教養と専門それぞれ択一式。なかなかフルコースの試験だ。

1日目は面接。受験票に自分の面接回が記載してあり、それに合わせて受付をする。午前中からの回だったため前日入り。会場近くのビジネスホテルに泊まった。さすがに当日の朝はあまり食が進まなかった。服装もどうしようか少し悩んだのだが、普段着ているスーツで行った。今さらリクルートスーツ(ブラック)もないでしょう。紺のストライプスーツにブルーのドットタイで。たしかに行ってみたらちょっと異色な感じだったが、それはもう左手薬指に指輪してる時点でちょっと違うわけでもう開き直り。「スーツって普通、黒着ないんだよ」と周囲に教えてあげるような気分で臨んだ(笑)。

受付をして待機会場となる大会議室に入るとなかなかの人出。欠席率もそれほどではない。まだ県庁等も待ち期間だからだろうか。席数から考えるに受験者数は例年並みか少し多いか。「じゃあ10倍程度はあるってことね」気を引き締めなおす。
待ち始めて1時間後くらいに一旦控室に呼ばれて説明を受け、一同で試験会場に入る。集団面接は同時に8人。僕の組はなぜか全員男だ(笑)。

試験官は3人。なぜかみんな席札があり、それぞれに役職が書いてある。今の会社でいうところの、真ん中が本庁課長級、両サイドが出先部長級だ。
質問は全部で3問。1問目と2問目はケーススタディ系の質問。「あなたは〇〇な状況に置かれています。こんな時あなたはどうしますか?」もしくは「公務員としてどう考えますか?」というもの。今の会社の入社試験ではこういう系の質問を一切されなかったので珍しいなと感じた。別に事前の知識が試されるような問題ではない。ただ、その場でどのくらい普通に考えて答えられるかを試されている。いわゆる口頭試問だ。

回答順は端から当てられていく。僕は入室最後尾だったので端の一方を担っているわけだが、1問目は先頭から当てられた。この先頭の受験者がむちゃくちゃ緊張していてなぜか自己PRめいたことをしゃべり始めた。試験会場内の雰囲気が変わる。面接官は「何を言い始めたんだろう?」という顔をする。僕を含めた他の受験者たちは一気に緊張の度合いを高める。緊張の感染だ。次の人、その次の人、そのまた次の人、すべてしどろもどろ。僕も久しぶりの緊張感にもう手に汗握っている。そしてやっぱりしどろもどろ(笑)。一応なんとか回答する。

ラストの質問は少し毛色が違った。面接官を市外の人と見立てての「市の自己PR」だ。これは挙手順。するとすぐに手を挙げる人がいる。僕はまだ挙げられない。何人かが答える間、必死で頭を振り絞る。
経験上、集団面接では「相対的に」ミスをしてはいけない。「相対的に」という意味は、同時に受ける受験者たちの間でということだ。過去の集団面接ではいろいろと苦い思い出がある(何しろ民間就活は1勝41敗だった!)。かなり打ち解けたあとに始まった挙手制の質問で、調子に乗って一番に手を挙げて答えようとしたら意外な雰囲気の冷たさにしどろもどろになり結果敗戦…などだ。逆に、回答時間(1分以内に)を守っただけでパスした集団面接もあった(他の人がなぜかみんな時間オーバーした)。
なので、今回も考えがある程度まとまるまでは考えていて、最後にはならない順番で手を挙げた。その分中身に対するハードルは上がるが、そこはしょうがない。回答のポイントとしては、ただ単に市について勉強してきたことをそのまま言うのではなく、「面接官を市外の人と見立てて」プレゼンテーションするような形にするのも重要だと思った(聞いていた感じこういうところは意外にできていない人が多い)。事前に自己PRとかしか考えていなくて、自治体研究がおろそかだったが「まだあまり知られていない」「ポテンシャルは高い」「住みやすい」ことなどを特産品や主要産業と結びつけつつなんとか答えた。この日はこれで終了。僕が面接官だったら全員不合格だなと思った(笑)。

第一次試験2日目。今日は筆記試験。昨日とは違う会場に直接向かう。センター試験を思い出す。午前中に教養、午後に専門だ。一応もう社会人になってそれなりの年数が経つので面接への不安はそれほどでもないが、やはり最大の難関は筆記試験だと思っていた。学生や現在無職の人に比べてかけられる時間が圧倒的に少ない。なんとか足切りは免れて滑り込んで面接で盛り返したいな。そう思った。

筆記試験については特筆すべきことはない。数的推理、判断推理はやっぱりできなかったなというのと、専門試験の経済学が思ってたのと全然違うものが出てびっくりしたこと(前回の受験時だったとしても想定外だったと思う)、それに試験中にトイレに行かせてもらったことくらいか。手応え的にはなし。ダメかな、と正直思った。

合格発表は8月中旬。結構早かった。なんと結果は合格。これでだいぶUターンが現実味を帯びてきたと思った。

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第二次試験

第二次試験は9月頭。今の仕事的には繁忙期中の繁忙期だ。なんとか都合をつけて今回も滑り込み前泊。今回は妻もついてきた。前と同じビジネスホテルに泊まったが、朝食のグレードには満足したようだ(笑)。
試験の順番は個人面接⇒論文の順。論文もあるのか…と少しがっくりくるが、まあ事前に書いてあることなので仕方ない。毎年、問題が非公表であるためどんな問題が出ているのか全く分からないが、それで超知識問題とかが出たらびっくりするので「その場で考えられるような問題なんだろうな」と踏んで臨んだ。念のため、ひととおりの自治体研究もしたつもりだ。

さて、個人面接。今回こそ自己PRとか志望動機とか聞かれるだろうな、と思っていたらまったく聞かれず。自分の短所とその理由、それを克服するためにどうしているか、それでうまくいっているか、について聞かれた後は、事前に提出しているエントリーシートの内容について意見交換。そういえば、これもまた珍しくただの受験申込書に止まらない内容のエントリーシートを書かされていた。これまたそういえば自己PRとか志望動機とかはその中に書いていたのだ。特に疑問もないので聞かなかったらしい。「志望動機はこういうことなんですねー」というくらいだった。今の勤務先に未練はないか、やりたい仕事は、などの質問。やりたい仕事をあまり考えていなかったが、今の会社でも定期的に人事面接があるので、ずっと言ってることを言っておいた。今回も役職席札あり。今回は部長級が中心のようだった。面接は正直わりとうまくいった。結局、待ち時間が3時間以上あったのが一番つらかった。

個人面接が終わるとすぐに論文試験開始。僕の順番が面接の一番最後のほうだったからこうなった。大会議室で隣の席に座った受験者は面接から帰ってきてすぐ、頭を抱えてうずくまってしまったが大丈夫なのか。それまでの元気はどこへ行った!それを横目にウイダーインゼリー吸入。試験の時にたくさんのごはんはいらないタイプです。

論文ではやはり問題を開く時が一番緊張するが、想定どおりその場で考えられるような問題だった。ケーススタディ風の出題。その場で考えるので質がどうだったかは分からないが、導入部⇒課題の抽出⇒解決策の提示⇒まとめという流れで書けたのでまあまあではないかと思った。
第二次試験は正直自信あったので期待して合格発表を待っていた。こちらもなんとか通過。なんと最終までほんとに来てしまった。

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