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僕の公務員試験全記録

以前受けた公務員試験の受験記録を掲載しています。 参考になれば幸いです。

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1-3.東京都職員Ⅰ類B採用試験1次試験実況中継(@明治大学和泉校舎 07/05/06)

当日はあいにくの雨。
宿は東横イン門前仲町に取り、東西線&都営新宿線(京王新線直通)を乗り継いで早めに到着。会場は駅前にもかかわらず前日の下見では迷っていたが、その甲斐あってかこの日は迷わず到着。今更あがくのも…とは思ったが、とりあえずやっといて損はなかろうとLECの「時事白書ダイジェスト講座」のテキストと自作の『覚えとくことノート』(どうしても忘れてしまいがちなことだけまとめて書いたノートを作っていた。いわゆる「イエロー本」のパクリ)を見直しながら待った。
こういう筆記試験の本番には強いはずなのだが、珍しく緊張してなんとなく気持ち悪くなった。ちなみに試験会場を見渡すと欠席者が多く、志願者だけでなく、実際の倍率も相当下がるんだろうなと思った。
 
●教養試験(五枝択一式 1時間50分)
時間配分は知識分野を20分、文章理解1題5分で×8題=40分、資料解釈1題5分で×4題=20分、余った時間を数的推理&判断推理につぎ込む。都庁の教養試験は地方上級より試験時間が40分ぐらい短いので余計に忙しい。しかもこれは結構難しいな、と感じた。終わった後もあまり手ごたえがなく、足切りにかかってなきゃいいけどな、と思っていた。

●専門試験Ⅰ(五枝択一式 1時間30分)
 専門択一の方はどう頑張っても解くのに1時間ちょっとしかかからないため、時間配分は特に気にせず。
問題自体も解き終えてあまり間違えた気がしないなぁ、と感じた。手も足も出なかったらどうしようと心配していた民法も正誤の判定はしっかりできた手ごたえがあったし、経済系の問題については基本中の基本みたいな問題ばかりのような気がした。
この時点であまり大きなことは言えなかったが、少なくとも8割は堅いんじゃなかろうかと思っていた。案の定、試験自体は早く終わったので終了20分前に途中退室し、外で次の時間の専門記述の最終確認(というかまだ暗記)をしていた。

●専門試験Ⅱ(記述式 40分)
 筆記試験で一番心配だったのがこの試験だ。
択一試験はある程度勉強してきているし、選択肢という手がかりもある。また、教養論文は最悪でも何も書けないなんてことはめったにないだろう。しかし、専門記述は違う。時間は40分しかないためその場で考えて書くなんてことはほとんど不可能。そもそも「○○とは何か。論ぜよ。」式の問題であるため、正確な知識が必要とされる。そのためには、論点や模範解答を丸暗記してくるしかないのだ。

 それなのに、僕はほとんど準備が出来ていなかった。最後の1週間くらいで必死に追い込み、前日も、今朝起きてすぐも、試験直前の時間にもテキストとにらめっこしていたがそれは「見直し作業」と呼べるようなものではなく、まだ「暗記中」の段階であった。通常の受験生がおおよそ3科目50~60論点ほど用意してくるのに対して、僕は1科目。しかも用意した論点は10個だけであった。当日僕の一番の心配は、この専門記述でヤマが完全に外れ失意のどん底で帰途に就くことだった。逆に言えば、専門記述をなんとか乗り切れれば結果もついてくるんじゃないか…そんな気分でいた。いずれにせよ、この専門記述試験でヤマが当たるかどうかで今後が決まる。試験直前、僕の緊張は極限に達していた。こんなにドキドキしたのは最近では記憶にないな、と思った。緊張しすぎて気分が悪くなった。

結果、僕のヤマは当たった。狭い守備範囲=「特別区の過去問」からバッチリ出題されたのである。
ただ、用意していた中でも一番うろ覚えのものが出た。人生ってほんとうまく出来てるな、と感謝大部分&泣き言少々くらいの気持ちで取り組んだ。しかし、とにかくなんとかなった。なんとかなってくれたのだった。ちなみに自己評価は惜しい感じ。最低限の論定は外してないとは思っていた。

※なお、専門記述で選択した科目は「行政学」(今年からの新科目)。問題は、「フリードリッヒとファイナーとの行政責任論争について説明せよ。」であった。

●論文(記述式 1時間50分)
 教養論文は出題2題中1題を選択解答する方式であった。今年の2題は下記の通り。

⑴東京をはじめ大都市のものづくり産業は、地域の特性に応じて中小企業の集積を形成しつつ発展してきました。しかし、近年の国際競争の激化、技術や技能を引き継ぐ人材の不足など、ものづくり産業を取り巻く環境は大きく変化しています。このような中、ものづくり産業の活性化を図るためにはどうすればよいか、あなたの考えを述べてください。

⑵近年、公共的サービスの質の向上のため、これまで行政が提供してきた公共的サービスの民営化や民間委託などが進められています。一方で、耐震偽装問題等、行政と民間の役割分担のあり方が改めて問われる事例もみられます。このような中、今後、行政はどのような役割を果たしていくべきか、あなたの考えを述べてください。

 どっちか書いたことのある論点なら良かったが、あいにく僕はどちらも初見。ものづくり産業について書くには都のものづくり産業振興政策について書けなければならない。しかし、僕は知らないからできない。無理に書いても勉強してきている人に大きな差をつけられることは容易に予想できる。それならば、誰が書いても同じになりそうな行政のあり方を扱おう、と考えた。
幸い、都庁の論文試験の問題文は長く、それを丁寧に読むだけでもある程度の方向性が見えてこなくはない。わざわざ耐震偽装問題というキーワードが出してあるということはそれに絡めて書け、ということだろう。「…耐震偽装の話ならたしかいつか何かのテキストでちょっと読んだような…」となんとか結び付け、とりあえず書いた。たとえ内容が稚拙でもなるべくきれいな字で、文章を平易に、筋は通して、1400字ぴったりくらい。誰かと全く同じ出来なら僕が勝つ、とそこだけは自信をもってちょっと早めに提出できた。自己評価はまあまあ。すばらしくはないけど普通には書けたのではなかろうか。

 兎にも角にも、筆記試験が途中で絶望せずに何とか終了。こういう時は案外いいことが起こったりするんだよなあ、と大学受験の時を思い出したりしながら帰途に。新宿にて何かとお世話になっている先輩と2人で飲み。とにかく教養択一が足きりにかかっていませんようにとそれだけが心配だった。受けてみて都庁の1次はかなりハードだと感じたが、「なんとか乗り切った」と言えれば通る試験なのかもなとも思った。

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