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僕の公務員試験全記録

以前受けた公務員試験の受験記録を掲載しています。 参考になれば幸いです。

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1-9.県職員採用試験 2次試験@県自治研修所

 都の試験が終わって根拠もなく合格を確信してしまったために県庁へのモチベーションがなかなか上がらず参った。
 実は県庁試験2日連続の前日には近隣市役所の1次筆記試験があったのだが、ここを受けに行くと疲れて東京都2次試験の二の舞になると思ったのと、体調的に県まで気持ちを持続させるのが困難だと感じて辞退した。
 ちょうどその日、受験予定の市に住んでいる親戚がうちに来ていて、見つかってしまったので「市は受けないことにしたんですよ」と言うと、「バカか、こいつは。都とか県とか受かるわけねーだろ。この先どうすんだ?」みたいな顔されたので(あくまで勝手に読み取っただけ)、「いいんだよ、別に!」と心で言い返してから出発した。
 なお、なぜ前日に家を出発したかというと、2日間の開始時間が9:00と8:30だったのでその日に出ると朝早すぎて眠すぎる、という事態になりそうだったため。県内なのに宿泊せざるを得ない実家の立地条件をいささか呪った。前日の夜は参院選の与党惨敗の投票結果を見て興奮したのと、部屋が暑すぎ+クーラーつけると寒すぎという悪循環に陥りあまり寝られなかった。

1-9-1.2次試験1日目
 バスで行くつもりだったがよくよくバス乗り場を見てみると駅の反対側から出ていた。ったく、しょうがねえな、歩いていくか、と商店街の中を延々20分くらい歩いていった。カバンも軽かったし、いい気分転換にはなった。
 バスで来てる人や自転車で来てる人を途中見たが、会場までタクシーで何人も乗り付けてきたのには多少驚いた。

●論文試験(60分)
 論文試験の問題は、「わが県が将来、所属する州において中心的役割を果たしていくためには何が求められるか」だった。
 書いたことないテーマだったが、1時間しかなかったし、思いついたものをそのまま書いた。実は10分前くらいには余裕で書きあがってしまった。出来は正直良くねーな…と思ったがとりあえず制限時間内に書くことができたのでほっとした。
 なお、1次試験でも思ったがなぜ試験が終わった後「姿勢を正してください」と言うんだろう…というのが一番の謎だった。

●面接カードの記入(80分)
 記入内容は、自己PR、印象に残っている体験、志望動機とやりたい仕事、趣味、特技、職歴、学歴など特に変わった項目はなし。メモとかを見ながら書いてはいけないと言われたのは意外であった。早めに書き上げてそそくさと退散。

 この日はこれで終わり。昼までには終わった。その後は街に繰り出し、軽く読めて笑えそうな本(新潮文庫の『言いまつがい』)を買ってホテルで読んでいた。面接が明日でよかったなと思った。土用の丑の日だったからか商店街では鰻がたくさん出ていた。おいしそうだったが高いし買えなかった。

1-9-2.2次試験2日目
 この日も同じく歩きで。鰻関連のものは全て引っ込んでいた。とにかく晴れでよかったと思った。やはり雨と晴れでは気分的にも全然違うからだ。

●集団討論(40分)
 テーマは「小学校における英語教育について」。メンバーは6人。受験者の内訳は男4女2。流れとしては、

最初の3分で各自意見をまとめ、その後1人1分ずつ意見表明(約10分)。

残りの約30分でフリーディスカッション。

という感じ。
 時間を超えるとアラームがけたたましく鳴り「あとは討論の中で」と容赦なく打ち切られる。打ち切られた人は結構ヘコんでた。僕はなんとか免れた。
 イヤだったのは席の配置。円形でもコの字型でもなく、受験者が微妙に内に向いてゆるーい弧を描いているのだ。で、その前に面接官が4人ズラリ。これでどーやってまともな討論するのよ、と正直思った。頼むから普通に討論できそうな形だけは整えて欲しかった。

 正直いって出来はイマイチ、というか完全に失敗した。
 なんとなく流れで「司会とかナシで行けるんじゃね?」と勝手に判断して口火を切ったら、優秀そうな女性受験者に「司会決めませんか」ともっともな指摘をされ、その後も「議論の方向性を決めるのがいいんじゃないですか」などと至極もっともなダメ出しをされ続けた結果、僕は完全なピエロと化した。ここまで道化っぽくなったのは初めてである(笑)。たぶんこの女性は自分が司会をやりたかったんだと思う。させてあげればよかった。結局、口火を切った責任を取り司会を引き受けたが、流れができるまでがしんどかった。たぶんみんなやってきた模擬集団討論のやり方が違うのね、と思わざるをえない。
 議論でやったことと言えば、「とにかく英語教育の早期導入は国語力がどうの…云々」とはっきりしない1人を、「じゃあ1年生からの導入は絶対ダメですか?」とやや極論を投げかけ潰して、一応「英語教育導入には賛成」という全体意見をまとめた。その他は問題点などについて話し合ってタイムアップ。まとめも十分とは言えなかったが途中でやる気を失いかけたにしてはとりあえず最後まで粘り強く頑張った方だと思う。ただ、完全に失敗した感は拭いきれず、点数は相当悪いだろうなと思った。

 なお、試験中は、前述した優秀そうな女性受験者が常に僕の方を向いて「何やってんだ、このカス」と目で口ほどにモノを言われているような気がして非常に怖かった。また、みんな緊張してるのは分かるが、僕以外に全く笑顔がないという実に奇妙なディスカッションであった。試験のディスカッションは大変だなと思った。できるだけもうちょっと楽しいディスカッションにしたかった。

●個人面接
 例年2回と聞いていたが今年は2次受験者が多いためだろう、回数は1回だった。県の方でも2回目の面接の意味なさをようやく感じたのかもしれない。まあ今回はなくてよかった。
 面接官は4人の個別面接。内訳は男3女1。年配の男性2人、中年女性1人、中年人事男性1人という感じ。年配の1人はちょっと冷たい雰囲気。あとは普通。でも質問は結構嫌なのをしてきた。時間はだいたい25分だった。

主な質問内容
・志望動機をもっと詳しく
・やりたい仕事の理由
・なぜ公務員でないといけないか
・公務員の役割はどんなものかイメージは
・最近気になったニュースは
・退職するきっかけは
・自分はリーダーに向いていると思うか
・向いているとすればどんなリーダーか
・やりたい仕事につけなかったらどうするか

 その他、性格や趣味など自分の事をどんどん話させようとしてくれる。前日に書いた面接カードは満遍なく聞いてくるが、その合間にポイントとなりそうな質問をさりげなく挟んでくる。かなりベテランな面接官揃いといった印象。うっかりしゃべりすぎるとよくないなと気をつけるようにした。
全体的に面接はまあまあうまくいったと思う。
 志望動機が「説明会の時の印象が良かったので」とかいう相当曖昧なものだったのでかなり不審がられたが、その後された追加の質問にはキチンと答え納得させることはできた。相手の印象に残る言葉も使えたし、東京都ほどではないにしろ手応えは感じていた。さすがに県と都のどっちかは受かってるんじゃないのかなぁと思っていた。
 全て終了は10時半。朝は早かったけどとにかく早く終わってよかった。試験がすべて終わったのがとにかくうれしかった。

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1-10.受験後~合格発表期間

●東京都職員Ⅰ類B採用試験 最終合格発表
 面接が終わってから合格発表までの日々は精神的にかなり辛いものがあった。わざと映画を観に家から出たりして結果についてはあまり考えないようにしていた。
発表当日は「受かったらお前は東京で頑張れってこと、落ちたらお前は岡山で頑張れっていう運命なんだ」と考えていたためか、案外落ち着いて見ることができた。ちょうど家にいた父親にはすぐ合格を報告し、一緒に画面を見て確認してもらった。ただ、これで何かの間違いだったらバカみたいなのでとりあえず速達で合格通知が届くのを待つことに。
 夕方前くらいにようやく合格通知が到着。そこで初めて父親以外の家族、友人、その他お世話になった方々に報告した。みんなうれしいメールをたくさんくれた。受かった瞬間は、「ああ、これでようやくまた働けるんだ、社会復帰できるんだ」と思った。もう社会復帰できないのかも、と受験中何度も思っていたのでほっとした。
 振り返ってみて去年の会社勤めの経験がなかったらこうなっていなかっただろうなと噛みしめた。ある友人が「やっぱり去年お前がやってきたことは全然ムダとかじゃなかったんだよ」と言ってくれた。ほんとにその通りだと思った。とにかく、いろいろな人、モノ、出来事にいくら感謝しても足りないと思った。最終順位は60番台。まあこんなもんかな。ゼロからよく追い上げられたなと思った。

●県職員A採用試験 最終合格発表
 東京都が受かっていたので楽に見ることができた。順位はぎりぎり20位には入っていてまあまあといったところ。あれだけ失敗したのに案外いいじゃん、と思った。筆記も思ったより順位が良くうれしかったが、口述試験で20位くらい順位を上げることができたのはうれしかった。
 なお、先に行われた東京都の説明会にて内々定をいただいており、東京都に入庁する意思を固めていたため、合格発表の大体1週間後に電話を入れ県の内定は辞退させていただいた。電話した後に書面で辞退届を提出。県庁の方はこれで正式に辞退した。

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2.学習内容全記録

 勉強法についてはいわゆる「イエロー本」(「合格への道」研究会『公務員試験 受かる勉強法 落ちる勉強法[2008年度版]』(洋泉社))を全面的に参考にした。以下は各科目の学習の記録である。

※補足「過去問集を正文に直す」作業に対する疑問
 「イエロー本」は他の学習法の本と一線を画すほどなかなか良くできた本だと認識しているが、あまりに簡単そうに書いてあるのと、わりと劇的な勉強法改革が紹介してあるため、いざそのまま実践しようとしてもなかなかすんなりと溶け込めないところがあると感じた。僕はいろいろ浮かんできた様々な疑問に対して試行錯誤を重ねつつ自分なりの解釈を加えて実践をしていったが、一番大きな疑問は次に記す「正文直し」という作業についてのものであった。

 「正文に直す」とは、問題集に予め答えを書き込んでしまうということである。たしかに正しい文だけを何度も見直せば、誤文については感覚的にはじけるようになる。理論的には「なるほどなぁ」と簡単に納得してしまうような「いい方法」ではある。
 しかし、筆者がいうほど簡単にこの「加工」は僕にはできなかった。それは、適切な「書き込みの仕方」がいつまでたってもはっきり自分の中で固まらなかったからである。また、正文に直したところでいちいち間違い箇所に線を引いた下の行間に正しいことを書くという作業は、『スーパートレーニングプラス』シリーズ(以下『スートレ』」などのように比較的行間の広い問題集ならできなくもないのだが、『スーパー過去問ゼミ2』シリーズ(以下『スー過去』)になってくると行間が狭すぎて窮屈であり、作業自体もストレスフルなものになる。『スー過去』は機能的にも必須の問題集であるにも関わらず、である。正直これは痛い。また、さらにつけ加えれば元の文と直した部分を二段に渡ってあとから正文集として読みつないでいくのは相当にやりづらく逆に時間のロスになるのである。さて、なんとかこの問題をクリアしなければならない。

 この状況を打破すべく僕は自分なりにやり方を変えてみた。
「正文に直す作業」を「間違っている部分にアンダーラインを引き、×をつけていく」だけにとどめてみたのだ(準備期間が限られていたための時間的余裕のなさからこうせざるを得なかったということもある)。

 すると、今まで苦心して書き込んだものをさらに四苦八苦しながら読みつないでいたものを、間違えた部分を自分の頭の中で正しく読みかえるだけの作業にできた。つまり正文に直す作業は紙の上でやってしまってそれを読むのではなく、頭の中だけでやってしまうのである。一方で、正しく読み換えられなかったり、読み換えるのに時間を要してしまうところは解説を読み返して補強していけばよい。これで一つの選択肢の検討を10秒以内で終えることも余裕で可能となり一つ学習上の大きな悩みを解消することができた。自己流「正文直し」を一応の成功をみたわけである。
 ちなみに、他に正文に直してやる方法としては、ワードか何かで正しい文を打ち込んでいくという方法もあると思った。ただ、僕はこちらは試していない。案外時間がかかるのではないかとも思う。

 なお、個人的に過去問集に書き込みをするというアイデアはかなりいいと思った。
毎回普通に模試の問題に取り組んでいくように白紙の問題に向かい続けると本能的に答えを覚えてしまい、その答えの選択肢を早々に選び出して他の選択肢4つについてはろくに検討もしないようになるだろう。
 その点、書き込みをすると(前述したように間違っている箇所に×をつけていくだけでも)必ず加工の時一度は頭の中だけでなく形に残るようにひとつひとつの選択肢を検討することができる。これだけでもかなりの効果があると思う。それに、そのあともあえて正文にするほど書き込まず、間違った箇所に×をつけるだけにとどめておけば、それはある意味簡易の一問一答集のように答えを隠して確認ができるようになっている。こうすれば、比較的飽きることなく同じようにひとつの選択肢を一問としてとらえることができ、検討していけるのである。

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